
ひまし油湿布の方法
ひまし油で湿布する方法
ひまし油を布に含ませた「ひまし油湿布」を、ヒマシ油温熱ヒーター等で温めてから右の腹部に当て、オイルを浸透させ毒素を排除、便秘を解消する、という健康法です。
1時間ほどの時間ゆったりとした状態で行うだけで十分です。
この湿布は、オイルマッサージ同様、体内のリンパの流れを良くする等、健康増進の手助けとなり、様々な体調不良を解消してくれるというもの。デトックス効果が期待できます。ひまし油は比較的安く手に入る商品なので、家庭で簡単・リーズナブルにできる湿布は、家でできる簡単で本格的な健康法です。
【材料】
ひまし油 … ヒマの種子から抽出した純度100%オイルを用意 ※飲用油の代用不可
フランネル布 … 油をしみ込ませるための布
温熱ヒーター … 湿布を温めるもの ※オイルを温めることで体内に吸収されやすくなる
バスタオル … 油で汚れないための敷物
固定ベルト … 湿布を身体にまきつけ、しっかりと固定する
ラップ … 油漏れを防ぎ、温熱ヒーターの熱を保つ為に使用 ※大いビニール袋可
重曹 … 使用後、肌に付いたオイルをふきとる為に使用※クッキングペーパー可お湯 … オイルをふき取るために使用する重曹を溶かすためのお湯
【ひまし油湿布の手順】
- 床にバスタオルを敷きます。
- バスタオルの上にラップをおきます。ラップの長さはわき腹が隠れる程度。
- フランネルの布に100cc程度の油をしみ込ませ湿布を作ります。
- 湿布を、肝臓から下腹部辺りの右わき腹にあてます。全面は肝臓・盲腸付近を、背面は右の肝臓を覆うように、右のわき腹を包むようにあてます。
- その湿布の上をラップでくるみます。ラップにくるまれたひまし油湿布をバスタオルでくるみ、温熱ヒーターを当てて湿布を温めます。
- 湿布を当てたまま1〜1.5時間、温熱ヒーターの温度を「温かい」と感じる程度に調節しながら横になって休みます。
- 時間がきたら、湿布を外し、重曹を溶かしたお湯(1リットルのお湯に小さじ2杯程度の重曹を溶かした溶液)かクッキングペーパーなどで皮膚に付いたオイルをふき取って終了です。
☆「温熱ヒータ」を「使い捨てカイロ」、「フランネル」を使わなくなった「綿のタオル」
で代用する方法
- 使わなくなった綿のタオルを半分に切って3つに折りたたみ、使い捨てカイロよりも一回り大きい形にして60ccのひまし油をたっぷりそのタオルに染み込ませます。
- タオルを右の下腹に当てスーパでもらう薄い透明のビニール袋をその上において、使い捨てカイロを貼ります。
- タオルで胴回りを巻いて、湿布が落ちないようにします。
- 服を着て、そのまま2時間。なるべくリラックスして過ごします。
- 使ったタオルは翌日も使えるのでビニール袋に包んで冷蔵庫で保存します。
※暖かい所においておくと菌が繁殖して肌荒れをおこしたりするので注意します
【ひまし油湿布をする頻度】
1週間のうち、1回1時間の『ひまし油温湿布』を3日続けて行い、その後4日間は休む、
最終日の夜には排毒をさらに促すためにオリーブオイルをスプーン1〜2杯ほど口より摂取する、というのが1サイクルとなり、それを3週連続続け、その後1週間休み。
改善したい症状が消えない場合には、翌月また同じように1週間のうち3日行い、4日休むというサイクルで続けるといいようです。
慣れてきたら自分の体調に合わせてサイクルを考えるという過程が良いでしょう。
ポイントは、1回の湿布は1〜1.5時間程度、必ず横になって行なうこと。ダイエットを目的とするならこの条件で1ヵ月サイクルを3ヵ月続けることで、体内のリンパの流れが整い、活性化することで滞っていた老廃物を排出、便秘などの解消にも繋がって効果が現れるようです。
【ひまし油湿布の効果】
ひまし油湿布を続けると、ダイエットやデトックス効果、肌質改善、腰痛や冷え性の改善などさまざまな効果が期待できます。エドガーケイシーのリーディングによると、精神的なバランスを調和させる働きもあると言われています。
1)小腸と大腸の壁を綺麗にする
2)子宮の内部の汚れを綺麗にし、内膜を掃除する
3)リンパが詰まっているところに塗布するとリンパをクレンジングする
4)怪我の部分に塗布して温めると、怪我で出来た傷ついた細胞を修復する
5)毒素を排除する(デトックス)
6)便秘の解消
ひまし油で代謝や排出が促進され、その結果がお肌にも表れます。
【ひまし油湿布の注意点】
湿布をすると毒素排泄機能が高まるので、水分をしっかりと取り、排泄をしましょう。
糊成分をもつオイルのため衣服等についたら洗っても落ちません。十分注意しましょう。
子どもが湿布をする場合は、時間を短くして下さい。
生理中は出来るだけ湿布を避け、どうしても実施する場合は、子宮内膜症や炎症があったり、生理痛が重くなる人はヒーターを外して下さい。
他のダイエットを行なっている、体内に炎症がある、体温が上昇し続けている、重篤な病気のとき、手術直後で腹部に傷がある等の方は、ひまし油湿布を止めておきましょう。
湿布をしたことで急性の症状が出た場合には自己判断は厳禁です。すぐに医師の診察を受けて下さい。